ご挨拶

  • 第26回日本ペインリハビリテーション学会学術大会
    大会長 松原 貴子
    (神戸学院大学総合リハビリテーション学部 教授)

「疼痛医療の未来を拓く」

このたび、2022年6月11日(土)~12日(日)に神戸学院大学ポートアイランドキャンパスおよびWEB開催のハイブリッド形式にて、第26回日本ペインリハビリテーション学会学術大会を開催することとなりました。

日本ペインリハビリテーション学会は、痛みとそれにともなう身体的・精神心理的・社会的障害の病態解明およびその治療に関する基礎および臨床研究を行い、また痛みに関するリハビリテーションの臨床実践に携わる、理学療法士・作業療法士はじめ麻酔科/ペインクリニックや整形外科の臨床医など,多職種・多領域の医療専門職者と研究者で構成されるアカデミックな学会です。本学会は、2001年に「痛みを基礎から臨床まで考える会」という研究会として発足し、2012年より現在の「日本ペインリハビリテーション学会」に名称変更し、さらに2014年に法人化され、疼痛医療・研究・教育に貢献するべく着実に活動を重ねてきました。学会となって10年の節目を迎えた今、本学会にとって、Next few decadesを見据え未来を切り拓くべく新たな展開が緊要と考えます。

今回の大会テーマは「疼痛医療の未来を拓く~Interprofessional workのさらなる展開~」です。多職種が連携・協働することで成り立つ疼痛医療の課題と今後の展望について、リハビリテーションセラピストだけでなく、疼痛医療に携わるすべての医療専門職者や研究者が集い、積極的に議論できればと考えています。大会プログラムは、基調講演、教育講演、シンポジウムならびに演題発表などを準備し、参加者に最新の情報が多数提供され議論できる機会を設けたいと思っています。基調講演では田口敏彦先生(山口労災病院長、前山口大学整形外科学講座教授・山口大学医学部附属病院長)をお招きし、「疼痛医療の軌跡と未来への展望(仮題)」について豊富な経験と俯瞰力を織り交ぜお話し頂く予定にしております。また、会場とリアルタイムでのWEB配信による特別講演、教育講演、シンポジウムのほか、オンデマンド配信でのサテライト・プログラムも準備しています。さらに、会員の一般演題発表は、口述発表に加え、テラスで潮風にあたりながらのe-ポスター発表も計画しています。

さて、この2年間は多くの学会活動が参集回避を余儀なくされ、WEB開催となりました。ライブ配信やオンデマンド配信は,現地に赴かずして職場や自宅など場所を選ばず参加・視聴できる便利さを我々は知りました。このスタイルは今後も続くと考えられますが,WEBでは非言語的なコミュ二ケーションが十分できません。対面での意思疎通や感情・感動の共有に適うものはありません。適切な安全対策を講じながら、参加者の皆様が会場に集まり“face to face”で会話し満足していただけるような企画を準備してまいりたいと考えています。そうであっても,皆様のご都合やご要望に合わせ,今回は現地だけでなくWEB配信システムも準備しています。このような不安定な状況ではありますが,第26回日本ペインリハビリテーション学会学術大会を初夏のきらめく海に囲まれた神戸・ポートアイランドで開催いたしますので、ぜひとも多数の皆様にご参集いただき,創造性を向上するとともに、人と人の和を堪能していただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

(今後の社会情勢により開催形式を変更する可能性がありますので,学術大会サイトでご確認ください)