ご挨拶

ご挨拶

「難治性疼痛への挑戦」

第25回日本ペインリハビリテーション学会学術大会
大会長 平川 善之
福岡リハビリテーション病院
リハビリテーション部

この度、2020年10月30日(土)・11月1日(日)の2日間、福岡市の九州大学医学部百年講堂において、第25回日本ペインリハビリテーション学会学術大会を開催する運びとなりました。

一般社団法人日本ペインリハビリテーション学会は、痛みのリハビリテーションに関わる医療従事者や研究者が科学的な面から痛みを追求し、その実践を通じて国民にとって有益な医療の発展に貢献することを目指しております。本学会は、2001年に痛みを基礎から臨床まで考える会として発足して以来、今大会で25回の節目を迎えます。このような記念となる学術大会を福岡の地で開催できることは大変光栄であり、感謝の念に堪えません。

疼痛医学領域では、神経科学を含む生物医学的研究や精神心理学的研究、社会学的研究により多くの知見が蓄積されたことで、痛みを発生させ、増悪させる病態やメカニズムが明らかになり、痛み治療は飛躍的に発展してきました。また、これらの知見に基づいた治療の効果検証も進展してきました。

しかし、臨床においては、腰部や膝・手関節の術後に標準的な治療を実践しても、痛みが難治化してしまう症例を担当し、対応に苦慮した経験は多くの方がお持ちではないでしょうか。

このような実情を踏まえると、痛みが難治化する症例に焦点をあて、どのように予防していけるのか、また、難治化した症例にどのように対応すべきなのか、現時点での適応と限界そして次に挑戦すべき課題などを整理し議論していくことも、ペインリハビリテーション学会に求められていると思われます。そこで第25回ペインリハビリテーション学会のテーマを「難治性疼痛への挑戦」といたしました。

痛みに関わる基礎から臨床までの様々な分野の専門家が集結し、活発な議論が出来ることが本学会の大きな特徴だと考えます。本学術集会を機に、次の節目に向かいペインリハビリテーションの新しい一歩を記したいと考えています。


晩秋の福岡は山海の幸に彩られ、心地よい時候となります。そうした福岡の良さも存分に感じて頂ければ幸いです。是非たくさんの皆様の御来福をお待ちしております。

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